墓じまい

墓じまいについて考えるとき

ろうそくとお墓

墓じまい近年増えてきています。墓じまいとは、ご先祖様が眠っているお墓を取り壊す事を言います。かくいう私自身も、墓じまいを考える一人です。墓じまいの話が出てきたのは去年の話です。お墓があるお寺には、私自身の家計のお墓と、私の母親の家系のお墓があります。いつもお墓参りといえば、子供の頃からその2つのお墓を参るのが当たり前となっていました。
しかし年月が立ち、私の母方の祖父が亡くなりそのお墓に入り、母方の祖母も私が大人になってから亡くなり、そのお墓に入りました。そして去年、私の母親が倒れ、救急車に運ばれることになりました。幸い一命は取り留めたものの、最悪の事態も考えることとなりました。これまで以上に母親へのお世話が必要となり、金銭面なども踏まえて全面的に私自身の家族が母親を支えることとなりました。母親には兄弟はおらず、一人娘でした。このような状況でもし、母親に万が一のことがあった場合、母親が入るお墓は、嫁いだ私自身の家系のお墓です。
つまり、今の時点でもう既に母方のお墓にはもう誰も入ることはなく、母親に万が一の事があった場合には、もう母方のお墓に直接縁のある人はいなくなってしまうのです。そこまで考えた時に、丁度別の親族の人も同じことを考えていて、墓じまいの事について考えることとなりました。
墓じまいは誰でも身近に起き得ることなのです。

墓石の撤去方法と費用について

お盆や年始にお参りに訪れる墓石ですが、いざ墓じまいせざるを得ない状況になった場合にどうしたらよいか、よく知らない方も多いのではないでしょうか。今回は墓石を撤去する際の方法と費用について触れてみます。尚、ここでいう撤去とは移転を行うための撤去ではなく単純に撤去する場合を対象としています。
まず、撤去に向けての最初の手続きは遺骨の新しい納め先を寺院といった相応の場所に設定する必要があります。これが仮に移転であれば移転先から発行される「受け入れ証明」を発行してもらうことで進めてもらうことが可能なのです。
次の手順として墓石撤去の手続きに移ることが出来ます。この時にどこの石材店に依頼するかを考えなければならないですが、以前から付き合いのあるところもあるかと思います。ただ、費用を抑えることを考えると数社から相見積をとることをお勧めします。その次の段階ですが、魂抜きと呼ばれる儀式を行い、遺骨の取り出しを行う必要があります。この時の注意点として石材店と寺院との都合を確認して日程調整を行う必要があります。また、遺骨の取り出しの際にも立ち会ったほうがよいでしょう。
最後に墓じまいの費用についてですが、石材店によって違いは当然ありますので、一概には言えませんが、相場という点からお伝えしますと、総額で1㎡あたり約10万円前後といったところではないでしょうか。今回の話を参考にして墓じまいをして頂けますと幸いです。

墓じまいを迷っている人へ

先祖代々受け継いできたお墓をなくすことに、尻込みしてしまう人も多いと思います。先祖代々のお墓をなくしてしまうことを罰当たりに感じてしまうという気持ちもわかります。もちろん、これからもお墓を継いでいけるならばそれに越したことはありません。しかし、将来、お墓を受け継ぐ人がいなくなった場合のことを考えてみてください。訪れる人もいなくなって荒れ果ててしまうのであれば、自分の手でしっかりと遺骨を別のところに埋葬してあげたほういいのではないのでしょうか。
最近では、埋葬の形も多種多様になってきています。しっかりと供養を行うのであれば、形は問わないのではないか思います。お墓の形にくくるのではなく、気持ちの問題と考えてみてください。しっかりと供養する気持ちをもって、墓じまいをするのであれば、それは罰当たりとは言わないのではないのでしょうか。
時代によってお墓や埋葬の形はどんどん変化していきます。大事なのはお墓そのものではなく、どう供養するかだと思います。墓じまいについて迷っている方は、一度そういった点を踏まえて考えてみてください。先祖と自分、そして子孫の為に一番良い墓じまいの形を模索していくことが大事だと思います。

お墓を使わなくなったら

先祖代々のお墓と言うものがある人も多いはずです。ですが最近では、お墓の維持費や墓参りをする人がいなくなったなどの理由で墓じまいをする家庭も多くなっています。
自分はお墓に入らないなどの理由や、直径の子孫が途絶えてしまったなども原因のひとつとして挙げられます。墓じまいをするためには、それなりの費用もかかってきます。何故ならお墓から遺骨を取り出して移動させたり、お墓自体を解体するなどの作業が必要になるからです。このような作業はお寺に依頼することが多いため、お布施として寄付することになります。どの作業も数万円から行うことができますが、解体費用などは工事と同じなので10万円以上になることの方が多いでしょう。墓じまいをするのであれば、基本的な相場は調べておくほうが無難です。お寺に関するものであれば寄付という形になるので、あまりにも少なすぎてもいけません。
できるだけ墓じまいをスムーズに終えるためにも、しっかり調べておきましょう。檀家になっているのであれば、檀家をやめる手続きなども行う必要があります。このような手続きを済ませてから、新しいお墓や場所に遺骨を動かすことで墓じまいは完了することになるのです。


墓じまいをお考えの方へ
なかなかの決心が必要になる墓じまいですが、もしその決断ができたのならきちんと後の対応をしてくれる業者を選ぶようにすることをおすすめします。代々受け継がれてきた歴史ある墓ですので、失礼のないような処理をするようにしてくださいね。